寒の戻りは4月8日付近とおっしゃってましたが
ほんとですね
今日の大阪は春が戻ってまいりました
冬物がなくて昨日まで大変だったので一安心です♪
それにしてもクリーニング屋さんの季節感はすごいですね!
僕らアクリルの加工屋も
季節によって
ほんと真冬と真夏では大違いです
何が違うかって!
それは樹脂ならではのことです
気温による伸び縮み
トップの写真
これは少し誇張しすぎました!
はみ出ているイメージです
紙に書いた枠から・・・
うちは樹脂の成型
型で形を作る加工法ですが
これ結構得意にしております
型もほとんど自作で
いろんな形状
いろんなサイズを
製品に合わせてつくるのですが
平板の樹脂を成型するとき
季節によって気温が違いますよね
もともと樹脂は温度によって伸び縮みする
そこを利用して成型するわけです
なので
冬は
そもそも縮んでいます
夏はというと
そもそも伸びている
それを同じサイズで用意します
なので
冬は温めるまでに時間がかかって成型しにくいし
夏はやりやすい
炉曲げは一年を通じての製品づくりには向かない
ということは
冬に縮んでいるアクリル板を成型したものと
夏に伸びているアクリル板を成形したものは
まったく違うものになります
わかります!
寸法がまったく違うものになります
アクリル板は
成形炉に入れると
ぐにゃぐにゅになり
一旦ものすごく伸びます
大体160度くらいで温めます
ものにもよるけど
ものすごく伸びます
それを型になじませる
そのあとはひたすら
冷やします
そうすると
伸びた板が縮みます
そうして寸法を出すのです(ぱちぱち)
なので
夏は伸びたアクリル板を成型するのですから
その製品は冬場になると縮みます
冬は縮んだアクリル板を成型するのですから
その製品は夏場になると伸びます
ということは
夏場と冬場の製品は
季節によってまったく違う寸法サイズになってしまう
あんまり精度がいらない製品ならともかく
精密な機械のパーツだと
まったくのNGとなります
出来れば気温が安定している春と秋なんかがいいですよね
だって真夏と真冬はあるけど
真春と真秋って言わないですよね
日本語というものは季節感をすごく表現できてますよね!
あ
なんか最後は日本語についてで締めくくってしまいました
今日は
他の業種の方も季節の変わり目には敏感なんだなと
感心しつつ
アクリル加工の季節感について考えたことは
おおむねそんなところです
では
ほかに何かアクリルに関してこんなこと聞いてみたいという方
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稲垣 圭悟
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