
昨日は特別な日でした
最近眠りは浅いし
昨日を迎えるまでは
タイトルはおちゃめですが
僕自身の偽らざる気持ちなので
区切りとして書き記しておきたいと思います
僕たちの会社は
創業64年を迎える
アクリルの加工会社です
僕で3代目
3代目ということは
引き継ぐまでにすでに
たくさんの人が関わって
歴史があって
設備があって
それを引き継ぐわけです
僕が引き継いだときは
たまたま経営がどん底の状態であって
倒産するかもしれないという状況でしたが
もともと何十年もある会社ですから
技術や設備があるので
僕がやることは
チームを建て直し
お客さんを連れてきて
商売を繁盛させればよかったわけです
やりだした頃は大変でしたが
上手くいきだしたとき
気づいたことがあります
それは
3代目の仕事はゼネラルマネージャーだと
運営者であり4代目に引き継ぐ責任があります
経営者とはよく言ったものです
創業社長は
経営者というより「社長さん」というイメージです
それは
たくさんの社長さんにお会いして実感しました
僕は社長の仕事は
現場に立つことでもなく
営業をして回ることでもなく
お金の勘定をすることでもなく
たったひとつ
「仕組みをつくること」だと思います
仕組みにはいろいろありますが
外部的には
何をどこの誰にどうやって提供するかは王道の仕組みつくりです
内部的には
誰になにをお願いするのか
時間配分は
資金をどう活用するのかなどです
たとえば
営業では
今日は5件回って仕事とってこい!
という社長が考えた仕組みもあれば
とにかく代理店にまかせておこう
という仕組みもあり
その社長さんによっていろんな仕組みが考えられます
僕の場合は
従来の仕組みを試行錯誤の中からまったく違うものに変えたのですが
もしピンチでなかったら
従来の仕組みを継承していたか
それをカスタマイズする形になっていたと思います
今回分家として法人化した
アクリル運動部という「スポーツに関わる人や団体を応援しよう」
という
とりとめのない仕組みもひとつの仕組みです
なぜこの仕組みを本家から出す必要があったのかですが
ひとつは
本家から出て分家をつくることでみんなととんでもなく
やりがいのある楽しい未来を作りたかった
もうひとつは
好きなことで仕事を生み出したかった
そしてもうひとつは
ゼネラルマネージャーではなく
創業社長にあこがれていた
自分でどこまでやれるのか見定めたかったからです
ただ思いとはうらはらに
正常の状態を異常にするわけなので
当然内部では
「何をやっているのかわからない」と僕ではなく
応援してくれている人間が批判を受けますし
遊んでいるようにも見える
正直これはきつかった
事実
自分が好きなこと「スポーツ」にもう一度関わりたいという思いもあったので
やってて楽しくてしょうがない
だから、それをまじめにできるわけもなく
それを仕事ととらえる人は少ないです
論理的で合理的な考えかたで動かず
感性で動いているので
うまく説明できない
なんとなくいける気がすんねんと言っても
僕ではないから誰もわからないわけです
ただ僕の頭の中にあったのは
一度プロスポーツにかかわって
それだけで自立できなかった経験があり
スポーツにおける環境は
日本では今も変わらない
アスリートや関係者はひとにぎりの人しか
大成功を収めないし
でもこれは夢の領域ですから仕方がない
でも普通にやっていると
人並みに飯は食えないし
将来に不安がある
この状況が変わっていたらあきらめていました
しかし
今も昔も
まったく変わっていない現状をみたのと
それをなんとかしようとしている熱い思いの人を見れたのが
大きかった
それなら僕にも関わって何かやれるのではないかと
そこで僕が考えたのは
仕組みです
どうやってこれを事業とするのか
・現職はアクリルの加工屋
・ガンバ大阪に勤めていたのでもう一度スポーツに関わりたい
・元JA職員で財務や法律といった事務にはめっぽう強い
キーワードは三つ
・アクリルの加工屋は加工屋でしかない
・スポーツ関係の仕事は単なる仕事でしかない
・JAで学んだことを実践で生かしてきた経験がある
これを
掛け合わせると
アクリルの加工屋×スポーツ×事務
そう
仕組みはこれです
見た目には
事務はいらないので
見た目は
アクリルの加工屋×スポーツ
おかしな
変わった
存在になります
これでできたのが「アクリル運動部」
ここで
もうひとつ参考にさせていただいたのが
尊敬する経営の大師匠
原さんのアメーバ経営の考え方
割とよくあるはなしで
本業が上手くいきだすと
会社は自分がいなくても回り始めるので
ほかの事業に手を出したくなります
時勢に合わせてまったくの異業種という場合もあります
たいていの場合は
資金が流出し
失敗に終わり
本業にも悪い影響をおよぼしてしまいます
一緒の財布でやるメリットと
デメリットが浮き彫りです
ほとんどの事業は成功しないので
デメリットの可能性がとても高い
えらそうに言うてますが
僕も
共栄化学という本家に甘えていました
失敗する可能性が高いにもかかわらずです
同じ考えの世代交代した経営者の方と僕の弁明をするならば
立ち上げた経験がないので
いつ分家をつくっていいのかわからない
あるいは
自信がないので覚悟を決められないのです
ただ経営理念にもうたっているように
僕らがもっとも大切にしているテーマは「自立」です
今回はやめに立ち上げたのは
本家に甘えることなく
自立をもくろんだからです
これで
条件はそろいました
ここから3年間がんばろうと思います
3年でうまくいかなければつぶすだけです
おかしな言い方ですが
成功する可能性よりも失敗する可能性のほうがはるかに高い
失敗に相反するのが夢をかなえるです
ここからは分家なので失敗を恐れながら事業をすすめ
僕たちと関わるみなさんが喜んでもらえるように
僕たちがそれを喜べるように
めっちゃ楽しんで
めっちゃ慎重に
めっちゃ大胆に
やっていきたいと思います
ぜひ
アクリル運動部と一緒にスポーツを盛り上げましょう
今回はすみませんでした
3年後読み返せるように
今回は自分自身のために書きました
最後にお伝えするのは
実は応援するはずの事業が
応援されっぱなしだったというオチです(笑)
人は一人ではなにも出来ないことがよく理解できます
この場を借りてみなさんに御礼申し上げます
・みんなにやいやい言われながらも
いつも信じてついてきてくれた藤田工場長
君がいなければ間違いなく出来なかったと思う
これからもよろしくな!
・僕にきっかけや勇気を与えてくれた
プロスノーボーダーの吉田安亨さん
きっとレジェンドになれますよ!
もうなってるかも!
・最初に「やってみましょーよ」と刻夢 KIZAMUを快くショップに置いてくれた
ゴルフモンキー川西店のオーナーでトップアマの川口くん
グッチ先生、平日ゴルフと神戸牛のフルセット行きましょー!
・なんか気が合っていつもむりばっかり聞いてもらった
ゴルフ45℃のオーナー上田社長
今度八尾のおいしいとこ紹介します!
・静かなのに実は熱くスノーボード界を盛り上げることに
全力で立ち向かっているPSAASIA会長の藤宗さん
ほんとご縁を感じます!これからもPSAを応援します!
・最初の最初に刻夢 KIZAMUを広めてくれた
35年来の親友のおっさんとけいちゃん夫妻やコータロー
きっかけを作ってくれてありがとう!
自慢してもらえるようにがんばるわ!
・無償で刻夢 KIZAMUの撮影を買って出てくれた
プロカメラマンの角守裕二の兄貴には頭があがりません
今度は戸越銀座連れてってください!
・輸入やグッズのことなんかまったくわかってなかった僕に
いつもアドバイスやフォローをしてくれる
近大サッカー部の大先輩でパックネットの双菊社長
何から何までほんま助かります!
・すべてのプロモーションの核となる最高のデザインを提供してくれる
デザイナーの近藤さん
しかもデザインの仕事が業界最速!
せっかちなのでこれからもよろしく!
・目の前でプロというものはどういうことかという現実を見せてくれる
サンフレッチェ広島の村山くんこと撤チャンや
アイナック神戸のヘッドコーチで前ベトナム女子代表監督のノリさんこと乗松さん
これからも応援してるで!
・スポーツマネジメントのやり方を目の前で実践して見せてくれる
ナベさんこと大阪産大サッカー部の渡邊さん
一緒に産大サッカー部を盛り上げるお手伝いをします!
・頼んでもないのに僕以上に企画して応援してくれる
近大サッカー部時代の親友ヨネデーとみずきちゃん
お礼のしようもないくらいです!
またタイムマシンで盛り上がりましょー
数え上げたらまじできりがないけど
共栄の仲間や応援してくれるすべてのみなさんに感謝です
家族の面倒をまかせっきりの妻と存在自体が愛おしいこどもたちに本当に感謝いたします
これを
3年後読み返したときが楽しみです
アクリル運動部株式会社
ここにスタートさせます!
みなさまどうぞよろしくお願いいたします
最後までお付き合いしていただいた方
抑揚のない文章だし、読みにくくて理解できなかったでしょ
ありがとうございました
ついでといっては何ですが
「がんばれよ」だけでいいので応援してくださいね!
おっと
応援する会社でした!
ではでは
稲垣 圭悟
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