共栄化学工業のアクリル加工ブログ

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初心者のためのアクリル加工の基礎知識・・・水槽美人で磨く

カナセ工業の水槽美人50グラム

毎度です

この間DIYの場合、カンナ(手押しプレーナー)をかけてないと磨けなって書きました。

これほんとなんですが、ホームセンターでバイトの兄ちゃんがカンナかけるわけないので、
このあたりがDIYの限界でもあると思うんです。

ただ、アクリルケースなどのアクリル製品を購入した場合のメンテナンスで少しキズが入ったりしたところを修繕したくなるのはありだと思います。

今回はカナセ工業の水槽美人をご紹介

この水槽美人はなにかといいますと、アクリル樹脂のためとくにアクリルキャスト材のために開発された
コンパウンドです。

深すぎるキズには効かないですが、ごまかすことは出来る代物

僕らプロの間では修正用としても、バフ磨きやガス(ガスバーナー)で焼くことの出来ない商品の場合、
手でちまちま磨きます。

バフのようにピカピカにすることは無理ですが、アクリルがある程度まで光沢がでるところまで光らせることが
出来るので、もしアクリルについたキズを直したいと思っている方のはおすすめです。

何万もするアクリル製品とかだったら、なかなかもう一度買うなんてできないですもんね

あくまでもキズによって彫れたところを見えなくするためだと思ってください。

例えばこんな感じです

手で磨いてる図

ウェス(多分持ってないと思うので、Tシャツの切れ端でもいいです)という布にたっぷり水槽美人を付け

ひたすらこしこし

ひたすらこしこし

ひーたーすーらーこしこし

ここ大事ですが”ごしごし”ではありません(笑)

こしこし

靴磨きににてるかなあー
あんまり強くやると指も熱くなるし、かなり疲れていまいますので!

で!

そうするとこんな感じになります

ミゾがきれい!

わかります!

アクリルを掘ったミゾがきれいに光ってますでしょ

水槽美人を使うと、こういう風にアクリルを修正したり、磨いたりできます。(ぱちぱち)

なんで手でやるかと言いますと、バフやガスで磨きを入れるとアクリルが反り反りに反り返るからなのです。

なので、ひとつのアクリル板に磨く部分が多い場合は手でこしこしします。

カナセ工業の水槽美人はアマゾンでも販売されてます。

けど50グラムで結構高いのでびっくりしますよー

まあアクリルを磨くコンパウンドなんて、ほとんど僕らプロしか使わないので
ほかに作っているメーカーがないっていうのもあると思いますけど・・・

あっ
塩化ビニールやポリカーボネードその他の樹脂にはまったく効果はありませんので悪しからず!

ほかに何かアクリルに関してこんなこと聞いてみたいという方

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共栄化学ブログ編集部です。 昭和26年に創業した共栄化学工業株式会社では、アクリル樹脂の加工・成形を専門に行っています。 炉曲げ・接着・レーザー加工などを得意とし、少量・短納期のご相談にも柔軟に対応しています。 このブログでは、加工の事例紹介やお客様からよくいただくご質問へのお答え、配信中のYouTube動画の補足などを、できるだけわかりやすくお届けしていきます。